初心者でもWordPress運用前に押さえておきたい19のポイント 11~15

さて、いよいよ「初心者でもWordPress運用前に押さえておきたい19のポイント」第3弾です!

今回は、運用に関わるポイントを中心に解説したいと思います。

プラグインは便利な機能・・・こんなに入れて大丈夫!?

WordPressの便利な機能の一つがプラグインです。

インストールするだけで、WordPressに好きな機能を追加することができます。

「こんな機能があったらいいな」という時、「WordPress + プラグイン + [こんな機能]」で検索すれば、大抵の場合はプラグインが見つかります。

最近は、テーマにSNS関連の機能やスライダーの機能がついているものもありますが、シンプルなテーマにプラグインを入れて構築するケースも多いでしょう。

日本語環境では、「WP Multibyte Patch」をまずは入れますし、お問い合わせフォームが必要なら、やはりプラグインを入れます。

ログインセキュリティーも気になるし、コピーガードも、あと、立ち上げ当初とURLの方針変えたからリダイレクトの設定も、SEO関連の入れなきゃ!

という事で、あっという間に10個くらいはプラグインを入れてしまう事になります。

サイトの表示に関わるプラグインが多数入っていれば、表示速度にも影響が出るでしょう・・・では、一体、プラグインはいくつまで入れられるのでしょう?

明確な基準は無いですが、表示スピードについては、サイトの表示に関わるプラグインを有効化したときとしていない時の表示スピードをGoogleの「PageSpeed Insights」などで計測して、比べてみると良いでしょう。

もし、そこで、大きな違いがあり、スピードを遅くしているプラグインが特定できる場合は、なるべくそのプラグインを使わない様にサイトを構成しましょう。

それでも遅い場合は、不要と思われるプラグインは、利用しない方が良いでしょう。

テーマとプラグインの相性が悪い事があるようですが、これは、テーマとプラグインの機能が被る時に起こりやすいようです。

元々、テーマにその機能があるのなら、プラグインは使わずにテーマの機能を使った方が良いでしょう。

また、WordPress本体との相性については、インストール時に、プラグインの右下に「使用中の WordPress バージョンと互換性あり」の表示がある事を確認して入れれば、無用なトラブルを防ぐことができます。

便利そうだからと、しばらく更新がないプラグインは、セキュリティー面からも、あまり利用しない様にしましょう。

なんだかWordPressの動作がおかしいけど、プラグインのせいかな?

テーマやプラグインのファイルを直接編集しない限り、急にWordPressの動作がおかしくなることはほとんどないと思います。

しかし、プラグインをインストールした後に、WordPressの動作がおかしいという事は稀に発生するようです。

WordPressのインストール後は、どうしても使うプラグインをポンポンインストールして有効化してしまいますが、この手順ですと、万が一、プラグインが原因のトラブルが発生した際に、原因になっているプラグインを特定するのに時間がかかってしまいます。

プラグインをインストールする際には、複数の物をまとめてインストールするのではなく、一つづつインストールして問題がない事を確認するようにしましょう。

しかし、プラグインのインストール時には問題が発生せず、プラグインの設定を変更した後に、不具合が発生することもあると思います。

この様な場合は、どのプラグインが原因かわからない事もあると思います。

こうなってしまった場合は、一旦、すべてのプラグインを無効化し、一つづつ有効化すると、問題になっているプラグインを特定することができます。

こうした問題に対処するためにも、こまめにバックアップを取っておくと良いでしょう。

ページの表示が遅いような気がする・・・どうすれば良いでしょう?

ページの表示速度については、考慮するべき点が多く、なかなか原因特定が難しい事が多いです。

WordPressは、ページにアクセスがあった際にページのデータを生成して表示しますので、アクセスから表示までの間にデータベース処理などが入り、どうしても保存してあるHTMLファイルを表示するより、遅くなる傾向があります。

格安のレンタルサーバーや古いサーバーを使っている場合は、そもそもサーバー自体が遅い為に、この処理に時間がかかる原因になっている事もあります。

この場合、プランを見直す、他のレンタルサーバーに乗り換えるなどの方法しか無く、どちらかというと最終手段になりますので、まず、自分で確かめられる部分を検証してみましょう。

前出の様に、プラグインの入れすぎで表示い可能性がある場合は、プラグインを有効化した状態と無効化した状態で表示スピードを計測することにより、改善の糸口を見出すことができます。

表示スピードは、Googleの「PageSpeed Insights」で測定することができます。

表示スピードを遅くしているプラグインが特定できた場合は、そのプラグインを使わない様にすればよいでしょう。

次に考えられるのが画像のサイズです。

画像ファイルを多用する場合には、フルサイズの画像が多数使われていると、かなりの容量になります。

この場合、なるべく画像のファイルを小さくする、あるいは画像の読み込みを遅延させる、などの方法により、表示スピードを改善することができます。

画像のファイルを小さくするには、「EWWW Image Optimizer」というプラグインがおすすめです。

「EWWW Image Optimizer」を利用すると、画像のアップロード時に設定した内容で自動的に画像を圧縮するほか、既にアップロードしてある画像についても、圧縮してくれます。

また、画像の読み込みを遅延させるには、「BJ Lazy Load」というブラグインが便利です。

「BJ Lazy Load」は有効化するだけで遅延処理を行ってくれます。

画像の読み込みの遅延って何?という方もいらっしゃると思います。

通常、ページを読み込む際には、ページに記述されているすべての画像も一緒に読み込み、ページの表示が完了しますが、画像の遅延処理を行うと、ページの上の方の画像は最初に読み込みますが、下の方にある画像は、スクロールして表示される前、サーバーから読み込みます。

このため、ページを表示する時点での、画像読み込みサイズが少なくなります。

しかし、ここまででまたプラグインを入れてしまいました。

プラグインが多くなると、読み込むファイル(コード)が多くなるために遅くなる可能性があります。

これに対応する為に「コードを圧縮する」プラグインもあります。

Autoptimize」というプラグインを使うと、CSSやJavaScriptを結合したり、改行や余白を削除してファイルのサイズを軽くすることができます。

また、不要なウィジェットやバナー、フッターの表記などがないかもポイントになります。

大きな違いは見られないかもしれませんが、ランキングのウィジェットなどは処理に時間がかかるものもある様です。

本当にその表示は必要なのか、表示スピードだけでなくユーザービリティーの観点からも、たまに点検すると良いと思います。

その他にも、ページの表示スピードを上げるために考えられる方法はありますが、トラブルの原因となる可能性があり難易度が上がりますので、まずは以上をお試しされると良いと思います。

パソコンとスマホ、タブレットの表示の違い

最近のテーマはレスポンシブ対応しているため、スマホやタブレット用のデザインが最初から組み込まれています。

しかし、デザインの編集作業は、パソコンで行う事が多いため、スマホやタブレットでの表示も確認しないと、パソコンでの表示は問題無くても、表示がずれていたり、変更したはずの色が反映されていなかったりすることがあります。

パソコンからは、「検証」(右クリックして「検証」を選択、もしくはF12キーを押す)を開くと、疑似的にスマホやタブレットの表示を確認することができます。

まずは「検証」画面で確認した上で、スマホでも確認した方が良いでしょう。

また、RESIZERというサイトでは、URLを入力すると、パソコン、タブレット、スマホでの表示を核にすることができます。

アクセス解析について

WordPressを運用するからには、やはりアクセスが気になりますね。

アクセス解析はサイト立ち上げ時にGoogle Analytics を入れておくようにしましょう。

アカウント登録を行い、コードを取得してヘッダーに貼り付けるだけです・・・と言っても、ヘッダーにコード貼り付けるのは、初心者にはハードルが高いですね。

テーマの header.php というファイルに取得したコードを書き込めばよいのですが、そもそも、プログラミング未経験者の場合は、「このファイルは何で開けたらよいのか」もわかりません。

こんな時頼りになるのがやはりプラグイン。

Insert Headers and Footers」というプラグインを使えば、プラグインの画面から簡単にヘッダーに記述を追加することができます。

また、「All In One SEO Pack」などのSEO関連のプラグインを利用している場合は、プラグインの設定の中に、Google Analytics IDを入力する欄があり、ここにIDを入力するだけで自動的にヘッダーにタグを出力してくれます。

「All In One SEO Pack」の様なプラグインを利用すると、XMLサイトマップも自動生成する機能があります。

アクセス解析に話は戻りますが、検索キーワードを解析するには、Google Analytics だけではなく、Search Consoleにサイトを登録し、Analyticsと連動させる必要がありますのでこちらの設定も忘れない様に行いましょう。

続きは第4弾へ

いかがでしょうか?

簡単にポイント解説、と思いましたが、ある程度説明しないとわからないですよね・・・もっと詳細が必要な項目もありますね。

詳細が必要な項目については、順次、ページを作成しますので、今しばらくお待ちください。

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